わが子の初節句。
少し前から、兜をどうするかで悩んでいた。
立派なものにするか、コンパクトで飾りやすいものにするか。
ネットで調べたり、お店を見に行ったり、夫とあれこれ話し合ったり。
その時間すらも、なんだか楽しくて、「ああ、こうやって親になっていくんだな」と感じていた。
最終的に選んだ兜は、私たちらしいと思えるもの。
派手すぎず、でもしっかりと存在感があって、部屋に馴染んでお気に入りになった。
当日は両家の親も集まり、にぎやかな食卓になった。
普段はなかなか全員が揃うことはないけれど、こういう節目があるからこそ、家族が集まれるのかもしれない。子どもの存在に感謝だなぁ。
美味しいごはんを囲みながら、自然と笑い声が広がっていく時間は、とてもあたたかかった。
主役のわが子はというと、終始ニコニコ。
人がたくさんいてもぐずることなく、むしろ楽しそうにしている様子に、こちらまで嬉しくなった。
抱っこされるたびに笑顔を見せて、みんなに「可愛いね」と言われている姿を見て、胸がじんわり温かくなる。
こんなにもみんなに愛されているんだな、と実感した瞬間だった。そして同時に、「この子を大切に育てていこう」と、改めて強く思った。
ふと、自分のことも重なる。
きっと私も、こうして家族に囲まれて、愛情をたっぷりもらいながら育ってきたのだろう。
普段はなかなか意識することのない「当たり前」が、この日はやけに心に染みた。
子どもの成長はあっという間だと言うけれど、本当にその通りだと思う。
だからこそ、こうした一つひとつの節目を大切にしていきたい。
写真や記録だけでなく、心に残る記憶となった。
初節句という一日を通して、子どものこれからの健やかな成長を願うと同時に、家族のつながりや、受け継がれていく愛情のようなものを感じた。
来年は、どんな表情を見せてくれるだろう。
どんなふうに成長しているだろうか。
その未来を楽しみにしながら、今日もまた、小さな日常を大切に過ごしていきたい。

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